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川崎町は2050までに二酸化炭素排出を実質ゼロを目指すことを宣言しました。
川崎町は、蔵王のふもとにあり、青根温泉、釜房ダム及び国営みちのく杜の湖畔公園など、豊かで優れた自然環境、美しい景色が点在しております。この自然が織りなす美しい景観は、先人たちの努力の積み重ねのうえに形成されたものであります。そして、我々は、故郷の誇りであるこの雄大な自然を大切に守り、末永く後世に引き継いでいくことが使命であります。
近年、地球温暖化に起因すると考えられる気候変動の影響により、地球規模での環境問題や自然災害が世界各地で頻発しています。猛暑や集中豪雨の増加、海水面の上昇などは、我々の生活に深刻な影響が出るであろうと懸念されており、人類共通の課題となっております。
2015年に採択されたパリ協定においては、産業革命からの平均気温上昇を1.5℃に抑えるために「2050年までに二酸化炭素の実質排出量をゼロにすることが必要」との目標が掲げられております。また、国はパリ協定に基づき、2013年と比較し、2030年までに温室効果ガスの46%削減を目指すと表明しております。
このような状況を踏まえ、川崎町は、かけがえのない緑豊かな自然を守り、また、「誰もが主役になれるまち」の実現に向け、町民とともに国際社会共通の目標である「SDGs」に尽力し、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指すことを、ここに宣言いたします。
令和5年3月6日 ゼロカーボンシティ宣言
川崎町ゼロカーボンシティ宣言文
ゼロカーボンシティとは
環境省では「2050年に二酸化炭素を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らがまたは地方
自治体として公表した」地方自治体をゼロカーボンシティとしています。
「実質ゼロ」とは、二酸化炭素排出量と森林などによる吸収で均衡(差し引きゼロ)にするこ
とです。
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