川崎町の『技の匠』訪問 高野泰子さん(草木染め)
町地区にある、雰囲気のある建物。
こちらが染物や織物を製作されている高野泰子さんの工房です。
おとなり村田町のご出身で、川崎町に嫁いでこられた高野さん。
学生時代にお裁縫の学校に通い、その道へ。仙台市でお裁縫の先生をされていましたが、
川崎町のご自宅で学校を始め、当時は花嫁修業にとたくさんの生徒さんで賑わったようです。
趣味で絵を描いていた仲間同士で、仙台市に草木染めを習いに行ったことがきっかけで、
川崎町でも独立して草木染めの会をはじめられました。工房に入ると、
たくさんの布やミシン、機織り機。ログウッドや藍で染めた自然な色合いのストール、
手描きの絵を施したロウケツ染めや柿渋染めのタペストリー、さまざまな布を織り込んだ
裂き織など、多くの作品が飾られています。もともと絵を描くことが好きだった高野さんらしく、
素晴らしい色彩感覚と手描きの絵が作品の魅力になっています。
大変なことはありますか?とお聞きすると、「好きなことだから大変なことも消化している」と、
とても活き活きとお話ししてくださった高野さん。
私も川崎町でこんなふうに生きていけたらなと、あらためて考えるきっかけになりました!
現在お教室はされていないとのことですが、作品は『かもしか茶屋』や
『エコキャンプみちのく』、イベント『技の匠まるごとフェスティバル』などで販売されています。
ぜひご覧になってみてください。
『川崎町・技の匠 ぐるりもっけの会』とは・・・
川崎町に認定された、川崎町在住のあらゆる分野の「ものづくり」に卓越した技術を持ち、
地域おこしや生産活動を実践している方々の会。町内外の人々に地域産品の素晴らしさや技術の継承、
後継者育成などの活動を行っています。
毎年秋に『技の匠まるごとフェスティバル』を川崎町役場会場で開催。
詳しくは、川崎町役場 農林課 0224-84-2111 まで。