しめ縄づくり
いよいよ年末ですね。みなさんはどのような年末年始を過ごされる予定でしょうか?
川崎町でも新年を迎えるための準備があちらこちらで進んでいます。
今年は町内にある黒滝不動尊の鳥居のしめ縄を新調するということで、
しめ縄の匠・追木今朝善さんと石井満裕さんのもとに訪れました。
黒滝不動尊は羽前街道の入口に位置する静かで美しいところで、
日ごろから地域の人たちが守っています。ここのしめ縄は3年前にもおふたりが手掛けました。
鳥居につけるしめ縄の長さは4m。
藁に触れて80年という大ベテランのおふたりの知識と経験と身体を総動員して、
阿吽の呼吸で編み上げる工程は「お見事」としか言葉が出ません。
午前中で仕上げ、午後は飾りを付け変えに行きました。「困ったときの神頼みというけれど、
日ごろから神様を大切にしたり行いを正したりしているからこそ、
困ったときに助けてもらえるんだ。こういうことは何事にも通ずるがな。」
と身に染みるお言葉もいただきました。
付け替え完了。ぐっと凛々しい趣になりました。
みなさんも、機会があればぜひ黒滝不動尊に足を運んで、匠の技を感じつつ
鳥居をくぐり抜けてみてください。
しめ縄の技に興味のある方へ
川崎町の「技の匠」の技術を後世へと受け継ぎたいという思いがある方向けの講座を、
2021年1月より開講予定です。詳細が決まり次第SPRING通信でもお知らせしますので、
楽しみにお待ちください。
2020年は誰にとっても変化の大きな一年だったように思います。
どうかみなさんそれぞれに自分や大切な人を労い、新年を迎えるひと時が訪れますように。
今年も大変お世話になりました。よいお年をお迎えください。