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上のグラフは、川崎町の42年間の人口の推移です。人口は平成11年を最多に24年間で約3000人減少しています。下のグラフを見てく
ださい。川崎町で1年間に生まれる人と亡くなる人の数の推移です。
42年前、昭和57年に生まれた赤ちゃんは、205人。10年後の平成4年は100人。この10年で出生数は半分になり、その後、少しずつ出生数は減少していきました。
これは、川崎町だけに限らず、この国の現状です。子ども人口、43年連続減として報道されています。
子どもの人口とは、15歳未満が対象となりますが、43年前、この国の子ども人口は約2800万人、総人口に占める割合は、25%でした。今年は1401万人、総人口に占める割合は11・3%と過去最低です。
人口4000万人以上の37カ国で総人口に占める子どもの割合は、日本が韓国に次いで低く、年齢が低いほど数も少ない傾向が続いています。この国の人口減少の予兆は、すでに50年前から始まっていたのです。
それでは、なぜ、川崎町の人口の最多が平成11年、今から25年前なのでしょうか。
それは、平均寿命が伸びたからにほかなりません。私が生まれた昭和30年代の初め、日本人の平均寿命は、男性が64歳、女性が67歳でした。やがて、34年前の平成元年になると、男性は76歳、女性は
82歳。35年かけて平均寿命は、男性が12年、女性が15年延びたことになります。
川崎町が最多の人口となった平成11年、日本の平均寿命は、男性が77歳、女性は84歳になっています。
再び、下のグラフを見てください。
昭和58年から平成14年までの20年間、死亡者数は、100人を上回ることは稀まれでした。しかし、平成15年を過ぎると120人台、平成23年の170人を最多に、ここ数年140人台を行き来しています。
昭和50年代後半から平成11年までは、生まれてくる赤ちゃんは減少していても、町民は少しずつ長生きになって、人口は変動していないように見えていました。ちなみに日本の人口のピークは、平成20年となります。
思えば、私は13年前、町長に就任した時から、2期8年間、給料を30%カットしながら子育て支援の政策を進めてまいりました。現在、川崎町は県内でもトップクラスの子育て支援の町となっています。
また、11年前に始めた空き家バンク制度や婚活事業等、数々の人口減少対策を取ってきたことは事実です。
しかし、全国的に人口減少が進むなか、市町村は子育て支援の競争と移住者の奪い合いを繰り返すことになってしまいました。50年前、婚姻件数は年間110万組。昨年は49万組。
50年前、生まれた赤ちゃんは193万人。昨年は76万人。50年で婚姻数は45%、出生数は39%と低下することに。
非正規雇用者が働き手の4割を占め、平均賃金は27年前から上がっていません。結婚できない若者が多いのです。人口減少の原因が、市町村にあるかのような発表・報道には多くの市町村長が異を唱えています。人口減少は、国全体の問題にほかなりません。最大の問題なのです。
10月はレイクサイドマラソン大会などイベント満載。関係者の方々に心から感謝と御礼を申し上げます。
ところで、デコピン?ならぬデコトラを率いて各地でチャリティ活動を続ける「舞姫一族」が今年も、3年連続で川崎町にやってきます。
「東日本大震災・復興支援・秋祭り・川崎」としながらも、能登半島地震の被災地復興のため、トラックの運転手らが募金活動を実施する賑やかなイベント。
そもそも、仙台市出身の俳優・故菅原文太さんが主演の映画「トラック野郎」で一世を風ふうび靡したのは49年前。この映画でデコトラが全国的に普及。
私は去年のオープニング、トラック野郎の話をしました。映画のトラック野郎には好物が3つある。一つは酒。もう一つは博打。残る一つは女性。飲み・打ち・遊ぶの3拍子揃っているのがトラック野郎だと。
しかし皆さん、もう一つ忘れてならないものがあるんです。それは「トラック野郎は世話好きだ」ということ。トラック野郎は、困っている人、苦しんでいる人を見ると放っておけない人種なんです!
世話好きの彼らは、2年連続でイベントの収益から10万円以上を川崎町社会福祉協議会に寄附されています。心優しき男の中の男なのだ。いや、今は大きなトラックを細い腕の女性が運転していることも少なくない細腕繁盛記の時代にもなっています。
しかし、トラック業界も課題は山積していると聞きました。だからこそ、厳しい業界の中で、運転手の皆さんは、このイベントの開催を楽しみに仕事をしているとも。
日頃、大切に手入れしている愛車を仲間やお客さんに披露、仕事に追われ、ご無沙汰している友人と久しぶりに再会。歌謡ショーやビンゴ大会、夕方にはトラックのライトアップで盛り上がる。しかしなにより、彼らは会場の確保や手続き、看板の設置などで協力している川崎町を大切に思っています。
「来る者は、拒まず!」
川崎町でイベントすることを楽しみにしている舞姫一族を心から歓迎します。皆さんもご来場くださいませ。私も当日、駐車場整理係を拝命。
広い会場にギンギラに装飾を施したトラック「デコトラ」が並ぶ。その数、約450台。そして、デコトラを見るために、多くのお客さんが集まる。今年のお客さん用の駐車場は、会場北側にある株式会社友和様の会社用地です。 Youは何しに川崎に?
トラック野郎には好物が3つある。しかし、もう一つ忘れてならないものが…
昨年のステージ挨拶
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